よーし、今日はあたしが主役って気分だよ! 先生、ハルシネーションの原因、全部教えて!
(ふふ)やる気ね。
じゃあ一気に行きましょう。
原因は大きく3系統あるの。
『データ起因』『生成メカニズム起因』『運用起因』——この枠組みが試験でも使える整理よ。
データ起因というと、学習データ自体に誤りや偏りがあるケースですね。
そう。
ここを内在的ハルシネーションと呼ぶこともあるわ。
一方、学習データに存在しない情報を『それっぽく』でっち上げるのが外在的ハルシネーション。
この2分類は押さえておきたいわね。
バドミントンでいうと、データ起因は『コーチの教え方がそもそも間違ってた』、外在的は『教わってない戦術を試合中に即興で作っちゃう』みたいな感じか。
いい例え! まさにそんなイメージよ。
ジャスミンちゃん、今日冴えてるっ!
生成メカニズム起因というのは、Transformerの確率的サンプリング自体に由来する部分ですよね。
サンプリング温度や top-p などのハイパーパラメータでも結果が揺れます。
その通り。
そして運用起因は、曖昧なプロンプト、長すぎる会話で文脈が薄れる、などの使い方の問題。
ここは次の対策編で詳しくやるわね。
つまり、原因は『素材・料理法・出し方』の3段階にあるってことか〜!
あたし、料理下手だけどこれなら分かるね。
ジャスミンちゃん、料理に例えるの上手!
ちなみに2024年以降、RLHF(人間のフィードバックによる強化学習)でハルシネーションは以前より減ったけど、ゼロにはなっていないの。
これは技術の限界として受け入れる必要があるわ。
つまり根絶は難しく、『前提として付き合う』姿勢が必要、ということですね。
次の対策編、楽しみにしてるね!
検出側の研究として、不確実性推定という分野も進展していて、モデル自身が自信度を示すことでハルシネーションを検知しようとしています。
AIが『自分でも自信ないかも』って言ってくれたら、あたしたちも警戒できるもんね。
特に『外在的ハルシネーション』は、ユーザー側で識別しづらいのが厄介。
自信満々に語られる未知情報ほど要注意、というパラドックスね。
自信の強度と正確性が逆相関する場合もある、というのが実証研究でも報告されています (Yin et al. 2023)。
3系統の整理、ほんとに助かる〜! これ、テスト前に見返そっと!
フレームワーク化すると暗記が圧倒的に楽になりますね。
『データ・メカニズム・運用』の3ワードだけ覚えれば、そこから派生で細目を思い出せます。
ましろも、レシピみたいに『材料・作り方・配り方』って思い出すことにするっ!
ましろちゃんの言い換え、素晴らしい。
自分の言葉で覚え直すのが一番深い理解に繋がるのよ。
『内在的 / 外在的』の2分類も整理できたら、次はこの記事の続きで対策編に進みましょう。
原因が分かれば打ち手も明快になります。
原因別に対処法を変えるって、お医者さんの診断みたいだね!
ジャスミンちゃん、AIリスク対応の本質を突いてるわね。
『症状名→原因→処方』の流れは、医療もAIも同じ構造なのよ。
確認クイズ
学習データ内部の誤りや欠損に起因するハルシネーションを何と呼ぶ?
- 外在的ハルシネーション
- 内在的ハルシネーション
- 確率的ハルシネーション
- 運用的ハルシネーション
こたえを見る
正解: 2. 内在的ハルシネーション
『内在的』はデータ内部の誤り起因、『外在的』は学習データにない情報をでっち上げるタイプ。2分類の使い分けが試験頻出です。