先生、ましろ、実は… AIに短歌を直してもらおうかなと思って、でも『それってズルなのかな』って悩んでて…
(温かく微笑んで)ましろちゃん、正直に言えて偉いわ。
今日のテーマはまさにそれ。
AIと教育、どう向き合うかという話よ。
2023年7月に文部科学省が『初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン』を発表しました。
『全面禁止』でも『全面推奨』でもなく、『段階的・目的別』という方針です。
学校もルール作ってるんだ! 具体的にはどんな感じ?
不適切な使用例として挙げられているのは、読書感想文・作文コンクール・コンテスト作品を自分のものとして AI 出力を提出する、定期考査や入試で利用する、などね。
アカデミック・インテグリティに反する使い方よ。
ましろの短歌は、コンテストじゃないから相談してもいいのかなぁ?
創作の過程で AI に壁打ちしてアイデアを得るのは、むしろ活用として推奨される使い方の一つ。
ポイントは『思考を代替しない』こと。
ましろちゃんが考えた上で意見を聞くなら OK、『短歌作って』と丸投げしたら NG ね。
この原則は認知的オフロード問題とも関連します。
AI に任せすぎると、自分の能力が伸びなくなる懸念です。
なるほど〜、要は『考えるところはちゃんと自分でやる』ってこと?
逆に推奨される活用としては、① 分からない概念の質問、② 練習問題の作成、③ 自分の考えのレビュー、④ 異なる意見の提示依頼——いずれも自分の学びを支援する使い方ね。
大学では既に『AI 活用の授業』『禁止の授業』『部分許可の授業』と指針が分かれつつあります。
シラバスごとの確認が学生には必須になっています。
じゃあましろ、短歌は自分で考えて作って、AIには『この歌ってどう?』って意見だけ聞くことにするっ!
素晴らしい判断ね、ましろちゃん。
自分で考えて、壁打ち相手に使う——これが模範的な活用よ。
ましろ、ほんとに偉いね。
バドミントンで言うと『練習は AI 助っ人、試合は自分で』ってことだね。
ジャスミンちゃん、的確な比喩ね! 練習と試合で使い分けるのは人間活動の知恵よ。
日本では『全国小中学校で AI リテラシー講習』の実施が文科省の重点施策になっているわ。
生成AIパスポートも、教員採用試験の加点対象になり始めている自治体があるのよ。
先生、生成AIパスポート持ってるんですかぁ? すごーい!
(少し照れて)ええ、Phase 8 で試験対策するから、一緒に受験しましょ? 先生も勉強し直しよ。
欧米の大学ではAI コース契約が普及しつつあります。
『授業ごとに AI ルールが違う』時代の必携ツールです。
授業ごとに規則が違うってなると、ちゃんと確認しないと不正扱いされちゃうね。
ましろも、自分で確かめる癖、早めにつけておくね。
ルール遵守は、学びの土台を守る行動でもあるの。
ルールに従うことで、自分の学びが『本物』になる——そう捉えると前向きになれるわ。
確認クイズ
教育における AI の適切な活用方法として最も望ましいものは?
- 読書感想文は全て AI に書かせて提出する
- AI を学習の補助ツール (概念質問・練習問題作成等) として活用する
- AI の存在を完全に子どもから遠ざける
- 入学試験の解答作成に AI を使う
こたえを見る
正解: 2. AI を学習の補助ツール (概念質問・練習問題作成等) として活用する
AI を学習の補助ツール (質問・練習問題作成・考察レビュー) として活用するのが文部科学省ガイドラインの推奨する姿勢です。コンテスト作品や試験での利用はアカデミック・インテグリティに反します。