前回のZero-shotの続きよ。
今日はFew-shotプロンプティング。
『フュー』は英語で『少数』。
つまり少数の例を示してからAIに回答させる手法ね。
具体的にはどう使うのですか?
たとえば感情分析をさせたいとき、こう書くの。
『例1: このレストラン最高!
→ポジティブ』
『例2: 二度と行きたくない→ネガティブ』
『例3: まあまあだった→?』
こうするとAIは『あ、私は文を分類すればいいのか』と例のパターンを学ぶわ。
すご〜い!
お手本を見せてから本番ってことか!
部活の練習メニューみたい!
いい例えね。
例の数は2〜5個くらいが一般的。
ちなみに例が1個だけの場合はOne-shot、複数ならFew-shotと呼び分けるわ。
じゃあ、例がゼロ=ゼロショット、1個=ワンショット、複数=フューショット…覚えやすいです!
その通りよ、ましろちゃん。
ただ、多すぎるとトークン(AIが処理する最小単位)を消費して、コンテキストウィンドウ(AIが一度に扱える上限)を圧迫するの。
つまりトレードオフですね。
精度向上と入力コストのバランスを取る必要があると。
そう。
実運用では『2〜3例で足りるか?』『5例必要か?』を試しながら決めるの。
ちなみにGoogleの研究では、Few-shotで1〜2例入れるだけで精度が10〜20%上がる場合もあるわ。
うそっ!?
たった数行で精度爆上がりとか最高じゃん!
Zero-shotで上手くいかないときにFew-shotにすればいいんですねぇ!
その通り。
まずゼロショットで試して、結果が不十分ならフューショットに切り替えるのが効率的よ。
補足すると、分類タスクや独自フォーマットを守らせたい場合、Few-shotが特に効果を発揮しますね。
まさに。
試験でも『Few-shot=少数の例示』という対比がよく出題されるから覚えておいてね。
なあ先生、例を見せるときの注意点とかあるの?
いい質問ね。
大事なポイントは3つよ。
1つ目: 例の形式を揃える(入力→出力の並びを統一)。
2つ目: 偏りのない例を選ぶ(ポジティブばかり、など偏ると偏った出力になる)。
3つ目: 想定する回答パターンを網羅する(境界事例も1つ入れると精度が上がる)。
お手本の選び方も大事なんですねぇ…
例示自体がAIの学習サンプルになる、という理解で合っていますね。
完璧な理解よ。
いわば推論時学習なの。
これがLLMの強力な特性のひとつよ。
推論時学習…。
AIは質問されるたびに、その場で例を見て応用してるんですねぇ…
そう。
しかも重みを更新せずにね。
だからデータがすぐに反映される速さがFew-shotの強みなの。
ちなみにファインチューニングと対比して覚えておくと試験で役立つわ。
ファインチューニングは大工事、Few-shotは現場で教えるノリ、みたいな感じ?
完璧な例え、ジャスミンちゃん!
その違いは本当に大事なポイントよ。
確認クイズ
フューショットプロンプティングの特徴として正しいものはどれか?
- 例を示さずに指示する
- 少数の例を示して回答パターンを学ばせる
- AIが自分で例を作る
- 大量のデータでAIを再学習させる
こたえを見る
正解: 2. 少数の例を示して回答パターンを学ばせる
Few-shotは少数(few)の例を示し、AIに回答のパターンを理解させる手法です。例示なしはZero-shot、AIが例を生成するのはSelf-Consistency、大量データでの再学習はファインチューニングと呼ばれます。