フューショットプロンプティング - 例を見せて学ばせる

いくつかの例(ショット)を示してAIに回答パターンを理解させる手法「フューショット」を解説します。

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香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

前回のZero-shotの続きよ。
今日はFew-shotプロンプティング。

『フュー』は英語で『少数』。
つまり少数の例を示してからAIに回答させる手法ね。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

具体的にはどう使うのですか?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

たとえば感情分析をさせたいとき、こう書くの。

『例1: このレストラン最高!
→ポジティブ』

『例2: 二度と行きたくない→ネガティブ』

『例3: まあまあだった→?』

こうするとAIは『あ、私は文を分類すればいいのか』と例のパターンを学ぶわ。

戸倉 ジャスミン(笑い) 戸倉 ジャスミン

すご〜い!
お手本を見せてから本番ってことか!
部活の練習メニューみたい!

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

いい例えね。
例の数は2〜5個くらいが一般的。

ちなみに例が1個だけの場合はOne-shot、複数ならFew-shotと呼び分けるわ。

雪村 ましろ(笑顔) 雪村 ましろ

じゃあ、例がゼロ=ゼロショット、1個=ワンショット、複数=フューショット…覚えやすいです!

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

その通りよ、ましろちゃん。

ただ、多すぎるとトークン(AIが処理する最小単位)を消費して、コンテキストウィンドウ(AIが一度に扱える上限)を圧迫するの。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

つまりトレードオフですね。
精度向上と入力コストのバランスを取る必要があると。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そう。
実運用では『2〜3例で足りるか?』『5例必要か?』を試しながら決めるの。

ちなみにGoogleの研究では、Few-shotで1〜2例入れるだけで精度が10〜20%上がる場合もあるわ。

戸倉 ジャスミン(びっくり) 戸倉 ジャスミン

うそっ!?
たった数行で精度爆上がりとか最高じゃん!

雪村 ましろ(笑顔) 雪村 ましろ

Zero-shotで上手くいかないときにFew-shotにすればいいんですねぇ!

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

その通り。
まずゼロショットで試して、結果が不十分ならフューショットに切り替えるのが効率的よ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

補足すると、分類タスクや独自フォーマットを守らせたい場合、Few-shotが特に効果を発揮しますね。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

まさに。
試験でも『Few-shot=少数の例示』という対比がよく出題されるから覚えておいてね。

戸倉 ジャスミン(あせる) 戸倉 ジャスミン

なあ先生、例を見せるときの注意点とかあるの?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

いい質問ね。
大事なポイントは3つよ。

1つ目: 例の形式を揃える(入力→出力の並びを統一)。

2つ目: 偏りのない例を選ぶ(ポジティブばかり、など偏ると偏った出力になる)。

3つ目: 想定する回答パターンを網羅する(境界事例も1つ入れると精度が上がる)。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

お手本の選び方も大事なんですねぇ…

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

例示自体がAIの学習サンプルになる、という理解で合っていますね。

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

完璧な理解よ。
いわば推論時学習なの。
これがLLMの強力な特性のひとつよ。

雪村 ましろ(笑顔) 雪村 ましろ

推論時学習…。
AIは質問されるたびに、その場で例を見て応用してるんですねぇ…

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そう。
しかも重みを更新せずにね。
だからデータがすぐに反映される速さがFew-shotの強みなの。

ちなみにファインチューニングと対比して覚えておくと試験で役立つわ。

戸倉 ジャスミン(笑い) 戸倉 ジャスミン

ファインチューニングは大工事、Few-shotは現場で教えるノリ、みたいな感じ?

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

完璧な例え、ジャスミンちゃん!
その違いは本当に大事なポイントよ。

確認クイズ

フューショットプロンプティングの特徴として正しいものはどれか?

  1. 例を示さずに指示する
  2. 少数の例を示して回答パターンを学ばせる
  3. AIが自分で例を作る
  4. 大量のデータでAIを再学習させる
こたえを見る

正解: 2. 少数の例を示して回答パターンを学ばせる

Few-shotは少数(few)の例を示し、AIに回答のパターンを理解させる手法です。例示なしはZero-shot、AIが例を生成するのはSelf-Consistency、大量データでの再学習はファインチューニングと呼ばれます。

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