先生、先週お父さんと旅行の話してたら、『広島ってサミット以降、AIの国際会議でも有名だよな』って言ってて。
広島って平和のイメージが強いけど、AIでも話題なんですか?
ジャスミンちゃん、いい話題に繋げてくれたわね。
それが今日のテーマ、広島AIプロセスよ。
出発点は2023年5月のG7広島サミット。
ここで生成AIの国際的なルールづくりが動き始めたの。
ちょうどChatGPTが世界中で話題になった直後で、各国が『どう向き合うか』を模索していた時期ね。
G7ということは、日本・米国・英国・ドイツ・フランス・イタリア・カナダ、そして欧州連合(EU)の枠組みですね。
主要先進国が足並みを揃える場で、生成AIが議題になったのが大きな意味を持ちます。
そう、つむぎさんの言うとおりよ。
2023年の議長国だった日本が主導して、生成AIに関する国際指針の議論を立ち上げたのが特徴ね。
日本が国際的なAIルール形成で先頭に立った、歴史的な機会でもあったのよ。
うそっ!?
日本が議長でリードしたんだね!
めっちゃ意外…。
EUとか米国がもっと前に出てるのかと思ってた。
えぇっと…広島で会議したから『広島AIプロセス』って名前なんだよね?
平和な場所で大事な話し合いをしたんだね。
ましろちゃん、その理解で合っているわ。
同じ年の2023年10月ごろに、G7として国際指針と行動規範(コード・オブ・コンダクト)が合意された。
これは高度AIシステムを開発する組織が守るべき原則よ。
偽情報対策、セキュリティ、透明性など、複数の柱で構成されているの。
国際的には、EU AI Actのように厳格な法律で縛るアプローチと、広島AIプロセスのように国際的合意・行動規範で進めるアプローチがあります。
両者は排他ではなく、相互に補完し合う関係で、各国の事情に応じて組み合わせて使われます。
なるほどね。
ルールで縛るタイプと、話し合いで揃えるタイプの両輪ってこと?
スポーツで言えば、公式ルールブックとマナーみたいな関係?
(ふふ)ジャスミンちゃん、見事な要約ね。
特に広島AIプロセスは、拘束力は弱くても『G7が合意した』という政治的な重みが強いの。
これを各国が自国のルールに反映していく流れよ。
ソフトローだからこそ、機動的にアップデートできるメリットもあるわね。
会議のお話し合いが、ちゃんと国のルールにもつながっていくんだね。
なんか素敵なお話だなぁ。
試験的には、年と場所と議長国を覚えときゃよさそうだね!
そうね、2023年G7広島サミット・議長国日本・10月に国際指針と行動規範合意、この3点セットをまず押さえましょう。
その後も広島AIプロセスは継続的に発展していて、いまも国際的なAIガバナンスの柱の一つよ。
EU AI Actと広島AIプロセスを比較する問題は頻出なので、両者の特徴の違いを整理しておくといいですね。
確認クイズ
広島AIプロセスに関する記述として最も適切なものはどれ?
- 2023年のG7広島サミットを起点に、生成AIの国際指針と行動規範をG7で合意した枠組みである
- 広島県が独自に定めた地方自治体のAI規制である
- EUが単独で制定した法的拘束力のあるAI規制法である
- 日本の文化庁が主導するAI著作権のルールである
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正解: 1. 2023年のG7広島サミットを起点に、生成AIの国際指針と行動規範をG7で合意した枠組みである
広島AIプロセスは2023年5月のG7広島サミットを起点に、同年10月に高度AIシステム向けの国際指針と行動規範がG7として合意された国際的枠組みです。議長国は日本でした。地方自治体の規制でもEU単独の法律でもない、という点を選択肢の消去で押さえるとよいでしょう。EU AI Actとの違い(広島AIプロセスはソフトロー)もセットで覚えると万全です。