音楽のアンサンブル、文芸部の合評会、バドミントンのチームプレー…どれも『複数の力を合わせて1+1を3にする』ものです。機械学習でも同じ発想の『アンサンブル学習』を学びます。
日曜日に文芸部で詩の合評会があったんです〜。
一人で読むより、みんなで読むといろんな解釈が出てきて楽しかったです〜。
それ、いい話ですね。
一人では気づかない視点が集まる。
バドミントンも同じじゃん。
エース1人じゃ勝てなくて、攻守バランスよく組んだチームが強いよね。
ふふっ、みんなの話題、今日のテーマとぴったりよ。
機械学習でも『複数モデルの合奏』で精度を上げる手法があるの。
それがアンサンブル学習ですね。
複数のモデルを組み合わせて、単体モデルより高い精度を目指す。
まさに。
単体では弱いモデル(弱学習器)を集めて、全体として強いモデルにするのが基本発想。
『三人寄れば文殊の知恵』という諺そのものね。
へぇ〜! 1人だとイマイチでも、束になればすごくなる、ってこと?
ましろたちの合評会も、アンサンブル学習だったんですね〜。
代表手法はバギングとブースティングの2つに大別されます。
ランダムフォレストはバギングの代表例でしたね。
他にも複数モデルの出力をさらに別のモデルで合成する『スタッキング』という手法もあるわ。
次回はバギングとブースティングの違いを深掘りするわね。
野球で言うと先発・中継ぎ・抑え、みたいに役割分担するってこと?
スタッキングはその発想に近いですね。
得意分野の違うモデルを組み合わせる。
アンサンブルって、仲間がいれば強いってことですね〜。
なんだか嬉しいです〜。
そうね。
機械学習コンペのKaggleでも上位入賞者の多くがアンサンブルを駆使しているわ。
単体モデルでは達成できない精度が出るの。
コンペって、バドミントン大会みたいなもんだね。
優勝チームはたいていアンサンブル!
実務でも、異なる種類のモデル(線形モデル+決定木+ニューラルネット)を組み合わせると、得意分野の違いが補い合って結果が安定することが多いです。
ちなみに、複数の機械学習手法を束ねる『ブレンディング』も広義のアンサンブルに含まれるわ。
組み合わせ方に正解はなく、実験で最良の組合せを探すのが仕事。
みんな違って、みんないい。
アンサンブルもそんな感じですね〜。
ましろ、それ名言じゃん! 詩人の血が騒いでるね〜。
ちなみに、アンサンブルしたら必ず精度が上がるわけではなく、多様性のないモデル同士を組み合わせても効果は限定的です。
『違いがある』ことが重要ですね。
同じ意見ばっかの会議って何も進まないもんね。
AIも同じってことか〜!
多様性が力になるなんて、まるで生徒会のミーティングみたいです〜。
試験では『アンサンブル学習=複数モデルで精度向上』『弱学習器を集める』『代表はバギング/ブースティング』の3点を押さえて。
確認クイズ
アンサンブル学習の基本的な考え方はどれか?
- 1つの強力なモデルを徹底的に学習させる
- 複数のモデルを組み合わせて精度を向上させる
- 学習データを増やして精度を上げる
- 特徴量を削減して計算を効率化する
こたえを見る
正解: 2. 複数のモデルを組み合わせて精度を向上させる
アンサンブル学習は複数のモデル(弱学習器)を組み合わせ、個別のモデルを超える精度を目指す手法です。『三人寄れば文殊の知恵』の発想を機械学習に応用したもの。Kaggleの常連戦略でもあります。