AIブームは二度訪れ、二度終わりました。「冬の時代」と呼ばれるこの停滞期を振り返ります。
AIって右肩上がりで発展してきたんだと思ってたのに、何度も冬の時代があったって…うそっ!?
マジで?
つまりAIの冬は「研究者が全員引退した時代」という理解で合っていますか?
しかも2回もあるなら、AIって何度か絶滅しかけた…ということになりますよね?
待ってつむぎちゃん、絶滅は言いすぎだよぉ〜。
ふぇぇ…ちょっと怖い表現で混乱するぅ…
ましろちゃんが正解ね。
AIの冬は、AIに対する過剰な期待が失望に変わって、研究予算や人材が激減した時期のこと。
研究が「絶滅」したわけではなくて、水面下で地道に続いていたの。
あ、そういうことですか…ごめんなさい、早合点しました…。
1回目は1970年代、探索・推論AIの限界が明らかになった頃。
ライトヒル報告書やDARPAの予算削減がきっかけね。
2回目は1990年代のエキスパートシステム失速期じゃん?
その通り。
2回に共通するのは「AIは万能の夢の技術」という過大な期待と、「実際にはまだできない現実」のギャップ。
俗にハイプ・サイクルのピーク後の谷にあたるの。
期待しすぎると裏切られた気持ちになっちゃう…なんだか人間関係と一緒ですねぇ。
あたしわかんない…冬を経験しても、なんでまたブームが来るの?
懲りない人が多いの?
冬の間に地道な基礎研究が続いて、計算機性能の飛躍的向上(GPUなど)と、インターネットによる大量データの蓄積が揃った時、再び春が来る。
技術的な土壌が変わるからよ。
つまり、冬の時代は基礎研究と環境整備の時代でもあった…という見方ができますね。
冬にも意味があるなら、なんだか優しい歴史ですねぇ。
じゃあ、今の第三次ブーム・生成AI時代の次にも、冬が来るかもしれないってこと?
その可能性は研究者も議論しているわ。
だからこそ、過度な期待を持たず、できることとできないことを見極める目が大事。
まさにこの試験が問うている姿勢ね。
AIの歴史、寒くなったり暑くなったり忙しいですぅ…でも今の熱さが冷めないように、わたしたちも地に足つけて学んでいきたいですぅ!
ましろ、なんかいいこと言うじゃん!
先生、試験的にはどの事実を優先して覚えればいいんですか?
「2回の冬」「ライトヒル報告書(1973)」「過度な期待と実現のギャップ」、この3点セットで十分よ。
ハイプ・サイクルは補助的に知っておく程度でOK。
確認クイズ
「AIの冬」が起きた主な原因として最も適切なものはどれか。
- コンピュータの電力不足
- 法律による使用禁止
- 過度な期待と実現可能な技術とのギャップ
- AIが人間を超えた恐怖による自主規制
こたえを見る
正解: 3. 過度な期待と実現可能な技術とのギャップ
AIの冬は過度な期待と実際にできることのギャップが主因です。期待がピークに達した後、現実の限界が露呈して投資や研究予算が激減するという、ハイプ・サイクルの幻滅期にあたります。