2022年末にChatGPTが登場し、AIの歴史に新たな章が開かれました。「生成AI」による第四の波を見ていきましょう。
ChatGPTって、中身は従来のAIと同じなんでしょ?
名前変えただけだと思ってた。
そうなのぉ?
でも、なんだか今までと全然違う気がしますぅ…質問に答えてくれる感じが、自然すぎて…
ましろちゃんの直感、当たってるわ。
ジャスミンちゃん、ChatGPTは従来のAIとは質的に違うのよ。
だからこそ「第四の波」と呼ばれているの。
え、そんなに違うの?
具体的には?
従来のAIの多くは識別AIで、「これはスパムかどうか」「この画像は何か」を判定するのが主な仕事だったの。
一方の生成AIは、新しいテキストや画像そのものを作り出す。
出力の次元が違うのよ。
技術的な核は2017年発表のTransformerというアーキテクチャ。
Self-Attentionと呼ばれる仕組みで、文中の単語同士の関係を並列に捉えられるようになったの。
トランスフォーマーって、ロボットアニメじゃなくて技術の名前だったんですねぇ…!
ほんと、アニメしか思い浮かばんかったわ(笑)。
で、それがChatGPTのベースってこと?
そうよ。
Transformer を基盤にしたLLM(大規模言語モデル)の一種が GPT シリーズで、それを対話向けに調整したのが ChatGPT。
公開から約2ヶ月で1億ユーザー到達という史上最速の普及率を記録したの。
Instagram が同じ1億ユーザーに到達するのに約2年半、TikTok で約9ヶ月かかったことを考えると、破格のスピードね。
2ヶ月って…ましろが夏休みの宿題を終わらせるのと同じくらいですぅ…!
ましろ、夏休みの宿題に2ヶ月もかけてるの?
それはそれで問題じゃない?
(笑)
ただし、生成AIにはハルシネーションという課題もあるの。
「もっともらしい嘘」を堂々と出力することがあるから、鵜呑みは危険よ。
つまり、生成AIの普及と同時に「正しい使い方」のリテラシーが問われる時代になった、という理解で合っていますか?
試験では「2022年11月 ChatGPT 公開」「Transformer=2017年」「第四の波=生成AI時代」をセットで押さえてね。
確認クイズ
生成AI(Generative AI)の特徴として最も適切なものはどれか。
- 既存データベースから該当レコードを検索して返す
- 新しいコンテンツ(テキスト・画像・音声など)を生成する
- コンピュータのハードウェアを物理的に制御する
- データを自動的に削除する
こたえを見る
正解: 2. 新しいコンテンツ(テキスト・画像・音声など)を生成する
生成AIは新しいコンテンツ(テキスト・画像・音声など)を生成するAIです。既存データの検索(検索エンジン等)や識別AI(分類)とは機能が異なります。ただしRAGのように検索と組み合わせる構成もあります。